集中用BGM:バイノーラルビートとヘミシンクを試した話

集中用BGMの話:バイノーラルとヘミシンクを試した話

私は「集中力が上がる方法」という話題が好きで、いろいろと集中力に関する本を読んだりYoutubeで集中力に関する動画を観たりしてきました。

そんななか、Youtubeで「集中用BGM」というジャンルがあることを知りました。

実際にYoutubeでそのBGMを聴くことができ、ヘッドホンで聴きながらしごとをしてみたら確かに集中できるみたい!

それをきっかけに、集中用BGMのことをさらに調べ、バイノーラルビートやヘミシンクのCDを取り寄せて、実際に聴きながら仕事をしてみました。

目次

FOCUS:BOOST YOUR CONCENTRATION AT THE TOUCH OF A BUTTON

ヤフオクで購入した「FOCUS:BOOST YOUR CONCENTRATION AT THE TOUCH OF A BUTTON」のCD(筆者撮影)
ヤフオクで購入したCD(筆者撮影)

「FOCUS:BOOST YOUR CONCENTRATION AT THE TOUCH OF A BUTTON」は2枚組のCDで、2009年に発売されたものです。

現在は日本国内で新品を売っているオンラインショップ等は見つかりませんでした。

わたしは、ヤフオクで中古のCDを購入しました。

”BOOST YOUR CONCENTRATION AT THE TOUCH OF A BUTTON”は、「ボタンひとつで集中力を高める」つまり、ワンタッチで再生するだけで集中状態に入れる、という意味です。

付属リーフレットの内容

「FOCUS:BOOST YOUR CONCENTRATION AT THE TOUCH OF A BUTTON」にはリーフレットが付属しており、このCDを使用する際の注意事項が記載されています。

以下にリーフレットで説明されている内容をまとめます。

禁止事項

  • 運転中に聴いてはいけない

注意事項

 てんかん、またはけいれん発作の既往歴がある場合は、この集中用CDを聴く前に、医師に相談すること

 必ず ステレオヘッドホンまたはイヤホン を使用すること

 1日に何時間聴いても副作用はないが、覚醒効果があるため、就寝1時間前は使用しないことを推奨

 各トラックは全て聴かなくても効果があるが、20分以上聴くことで最も効果が高まる

 音量はあまり大きくせず、心地よく聞こえる程度に設定すること

Q&A

声やサブリミナル音声は入っている?

いいえ。

長期間聴き続けることによる効果はありますか?

継続して使用すると、自然に集中状態へ入りやすくなります。

ADDやADHDの人にも効果はありますか?

薬に頼らずに注意力や集中力を向上できる可能性があります。

CDに収録されている3つのトラック

CDに収録されている3つのトラックの内容をまとめます。

トラック1:Clarity(72分)

雨音のような音がひたすら続きます。

トラック名の”Clarity”は、「明晰さ」「クリアさ」といった意味です。

リーフレットによると、リラックスした集中状態を必要とする読書や趣味の時間、ジョギングなどの運動をする際に「ゾーン」に入りやすくする効果があるとのことです。

トラック2:Focus(50分)

これも、雨音のような音がひたすら続きます。

でも、Track 1の”Clarity” と比べると、雨音の粒のひとつずつがより粒だってはっきり聴こえるような感じです。

Track 1の”Clarity” は、もっと角が取れてまろやかな印象です。

“Focus(集中)”の看板に偽りなく、こちらのほうが、”Clarity” よりも集中できる感じがしました。

リーフレットによると、非常に高い集中力を必要とする勉強や仕事、細部への注意力が必要な場面で使用するのに向いているとのことです。

トラック3:Envision(22分)

これは、Track 1の”Clarity” に似ているように感じました。

リーフレットによると、創造力を高めたい時や、問題解決やブレインストーミングの際の発想力向上に使えるとのことです。

Concentration (HemiSync)

ヤフオクで購入した「Concentration (HemiSync)」のCD(筆者撮影)
ヤフオクで購入したCD(筆者撮影)

「Concentration」は2014年に発表された「ヘミシンク」の音源です。

ダウンロード販売やヤフオク・メルカリ等での出品も時々あり、比較的手に入りやすいと思います。

私はヤフオクでCDを入手しました。

1枚のCDに、約58分間のトラックが1つ収録されています。

CDジャケットに書いてある解説の内容

「Concentration」のCDジャケットに、このCDを使用する際の注意事項が記載されています。

以下にその要点をまとめます。

禁止事項

  • 運転中や重機の捜査中に聴いてはいけない
  • 脳波に影響を与えるほかの機器と併用してはいけない

注意事項

 発作傾向・聴覚障害・精神的疾患がある人は、この集中用CDを使用する前に、医師に相談すること

 身体的・精神的な不快感が出た場合は、すぐに使用を中止すること

 最良の結果を得るには ステレオヘッドホンを使用すること。ヘッドホンがなければ、左右のスピーカーの間で聴いても良い

 サブリミナルメッセージは含まれていない

Concentration(58分)の音源の感想

トラックの最初のほうだけ小さな音からだんだんと音量が増していき、あとは一定の音が続いていきます。

説明しにくいですが「シー」という音や「ホー」という音など、音のレイヤーが幾重にも重なっています。

CDジャケットには「海の波音のような」と描写されていますが、個人的には「宇宙や深海ではこのような音が聞こえるかも」と感じる音です。

仕事、勉強、読書などあらゆる場面で「レーザーのような」集中力を発揮するのに役立つとのことです。

以下の公式サイトで、試聴することができます。

Indigo for Quantum Focus

こちらは同じくHemiSyncの音源で、上記の「Concentration」の姉妹編のようです。

「 J.S. Eppersonの電子音楽とヘミシンクの集中音源を掛け合わせた音源」とのことです。

私はこのCDをもっていませんが、以下のページで視聴してみました。

単調なConcentrationのCDと違って、メロディがあり、宇宙的な雰囲気を感じます。

私はこちらのほうが好きかも。

「これを聴きながら本は読めなかった」という口コミも見ましたが、確かに、音楽に意識が向いてしまうと読書は難しいかもしれません。

でも、何かものを作ったりするような、言語処理を必要としない作業にはかなり良いような気がします。

バイノーラルビートやヘミシンクって何?どういう仕組み?

「FOCUS:BOOST YOUR CONCENTRATION AT THE TOUCH OF A BUTTON」はバイノーラルビートを使用した音源、「Concentration(HemiSync)」はヘミシンクの音源です。

これらの違いや脳への作用について調べてみました。

バイノーラルビートとは

バイノーラルビート(binaural beats)は、左右の耳に少し異なる周波数の音を聞かせることで、脳内で差分の「ビート」を知覚させるものです。

たとえば、

  • 左耳:200Hz
  • 右耳:210Hz

この2つの音をステレオヘッドホンで同時に聞くと、脳内では 10ヘルツの「ビート」が生じるとされています。

そして、ベータ波やアルファ波といった脳波の状態によって人間はそれぞれ以下のような状態になるとされています。

ガンマ波(40ヘルツ以上)洞察力・ひらめき・高度な情報処理
ベータ波(13~40ヘルツ)注意力の高い状態・集中状態
アルファ波(8~12ヘルツ)リラックスした注意力・思考・ヴィジュアライゼーション・創造力
シータ波(4~8ヘルツ)ストレス軽減・深いリラックス状態・瞑想・浅い睡眠・夢を見る
デルタ波(0~4ヘルツ)夢を見ない深い睡眠・癒し・心身の回復
出典:「FOCUS:BOOST YOUR CONCENTRATION AT THE TOUCH OF A BUTTON」の付属リーフレット

バイノーラルビートは、脳内でこれらの周波数をつくりだすことによって、望む精神状態へと誘導するという発想から生まれたものです。

ヘミシンクとは

ヘミシンク(Hemi-Sync)は、アメリカのモンロー研究所が開発した音響プログラムです。

名称は Hemispheric Synchronization(左右脳の同期) の略で、左脳と右脳の働きを調和させることで、脳を活性化し、ポテンシャルをより十全に発揮させることができると考えられています。

ヘミシンクはバイノーラルビートに、以下を組み合わせた複合型の音響プログラムです。

  • 複数の周波数パターン
  • 環境音(雨音・波音など)
  • 音楽
  • ガイド音声

集中・睡眠・瞑想など様々な目的別に設計されたヘミシンクの音源が販売されています。

バイノーラルビートとヘミシンクの関係

まとめると、バイノーラルビートは脳内で特定の狙った周波数を発生させるための音響技術で、ヘミシンクはバイノーラルビートを取り入れた音響プログラムということになります。

バイノーラルビートとヘミシンクの違いを比較したインフォグラフィック。バイノーラルビートは、左右の耳に異なる周波数の音を聞かせ、脳内で差分のビートを知覚させるシンプルな音響技術。集中・リラックス・睡眠サポートなどに使われ、ヘッドホンが必要。ヘミシンクは、バイノーラルビートに加えて複数の周波数、環境音、音楽、音声ガイドなどを組み合わせ、左右脳の同期を目指す音響プログラム。集中力向上、瞑想、睡眠導入、自己探求など幅広い用途に使われる。

バイノーラルビートやヘミシンクを使ってみた感想

これらのCDを作業用BGMとして使ってみた感想をまとめたいと思います。

良かった点

集中できる

たぶんプラシーボ効果もあるかもしれないとは思いますが、たしかにヘッドホンをつけてこれらの音楽をかけると集中できる感じがします。

BGMを聴き始めると即座に集中力が出てくるというよりは、しばらく聴きながら作業をしていると集中力が上がってくる感じです。

音源を聴く行為自体が集中のトリガーになる

ヘッドホンでこの音楽を聴く→集中する という条件付けが自分の中にできている部分もあるような気もします。

いまいちの点

ヘッドホンで聴くと疲れてくる

音楽自体にはデメリットを感じませんが、唯一困っているのは、長時間使うと、ヘッドホンの側圧で頭が圧迫される不快感と、ヘッドホンの重さで首が疲れてくることです。

ただ、これは、Bluetoothのイヤホンを使うようにして解決することができました!

単調さで飽きがち

あとは、単調な音源なので、ずっと聴いていると飽きてきます。

飽きた時に音源を切り替えるだけでもリフレッシュ効果があるので、長時間集中したい場合は、数種類の音源を持っておくのがよさそうです。

眠気覚ましにはならない

眠い時に集中用BGMを聴いたら覚醒する効果があるかどうかは気になるところでした。

私自身が眠い時に試したところ、眠気を払拭する効果は感じられず、眠いままで集中もできませんでした。

あくまでも、覚醒しているときの集中力をブーストしてくれるものだと感じます。

まとめ:バイノーラルとヘミシンクの集中用BGMの効果

バイノーラルやヘミシンクの集中用BGMを聴きながらしごとをすることで、集中力が劇的に変わっているかどうかは正直なところあまりわかりません。

ただ、集中用BGMを聴くことを習慣にすることで、「いま、しごとをするぞ」と自分を条件付けし、集中状態に入りやすくするツールとして機能していることは確かだと思います。

これから試してみる方は、Youtubeでも、「focus BGM」や「concentration BGM」で検索すると集中用の音源が多数公開されているため、それらを利用してみるのもおすすめです。

ただ、Youtubeの広告が気になる方や、Youtubeを開いたついでに別の動画に気を取られてしまう場合は、単独の音源にシンプルにアクセスする方法が良いかもしれません。

私は、PCのiTunesアプリに音源を取り込んで、Bluetoothイヤホンで聴く方法に落ち着きました。

集中する習慣をつくるためのトリガーとして、今後も継続的に使っていこうと思います。

「FOCUS:BOOST YOUR CONCENTRATION AT THE TOUCH OF A BUTTON」のリーフレットで触れられていた、長期的な効果についても、これから使い続ける中で感じることがあれば、追記したいと思います。

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